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『鋼の錬金術師』(通称:ハガレン)は、錬金術を駆使したアクションと奥深いストーリーが魅力の大人気作品です。本作にはシリアスな展開だけでなく、思わず笑ってしまうような面白いシーンも多く含まれています。本記事では、『鋼の錬金術師』の面白いシーンを紹介しつつ、作品のあらすじや有名なセリフ、さらには『鋼の錬金術師』と『FULLMETAL ALCHEMIST』の違いについて解説します。最後には、登場人物と彼らを演じた声優陣についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
鋼の錬金術師はどんな漫画・アニメなの?面白いシーンも知りたい!!
『鋼の錬金術師』(はがねのれんきんじゅつし)は、荒川弘(あらかわ ひろむ)によるダークファンタジー漫画で、スクウェア・エニックスの『月刊少年ガンガン』にて2001年から2010年まで連載されました。単行本は全27巻で完結しています。
ハガレンのあらすじを簡単にご紹介!
幼い頃に母親を亡くしたエドワード・エルリック(通称:エド)とアルフォンス・エルリック(通称:アル)は、「錬金術」の才能に恵まれていました。二人は母親を生き返らせるため、錬金術最大の禁忌である「人体錬成」を試みます。しかし、それは大きな代償を伴いました。
エドは左足を、アルは全身を失い、命を救うためにエドは自らの右腕を犠牲にしてアルの魂を鎧に定着させました。自らの過ちを悔い、エドは義肢(オートメイル)をつけ、「国家錬金術師」として軍に所属し、失った身体を取り戻すための鍵である「賢者の石」を探す旅に出ます。
旅の途中で、国家の陰謀や「ホムンクルス」と呼ばれる謎の存在、そして賢者の石に隠された恐るべき真実を知ることになります。兄弟は仲間とともに、数々の強敵と戦いながら、禁忌を犯した自らの罪と向き合い、真の答えを探し求めていきます。

ハガレンの面白いシーン
『鋼の錬金術師』にはシリアスな場面が多い一方で、コミカルなシーンも豊富です。ここでは、特に人気のある面白いシーンをいくつか紹介します。
エドの身長ネタ
エドワード・エルリックは背が低いことを気にしており、それを指摘されるとすぐに怒ります。「チビって言うなー!!!」(第4巻)と激怒するエドの姿は、作品を象徴する面白い要素の一つです。特にロイ・マスタングやウィンリィにからかわれるシーンは必見です。
アルフォンスの猫好き
鎧の体になったアルフォンスは、鎧の中に猫を隠して飼おうとすることがあります。戦闘中やシリアスな場面でもこっそり猫を飼っている様子は、ファンの間で愛されるギャグシーンの一つです。
ヒューズの親バカっぷり
マース・ヒューズ中佐は娘のエリシアを溺愛しており、会話のたびに娘の自慢話を始めます。写真を大量に持ち歩き、誰にでも見せたがる姿が笑いを誘います。彼の最期を知っているからこそ、この親バカっぷりがより微笑ましく感じられ、ファンにとって忘れられないシーンとなっています。
グラトニーの食欲
ホムンクルスの一人であるグラトニーは、常にお腹を空かせています。何でも食べたがる性格で、時折おとぼけた行動をとることもあり、そのギャップが面白いキャラとして描かれています。
ハガレンの有名なセリフ・名言
『鋼の錬金術師』には数多くの名言があります。その中でも特に有名なものをいくつか紹介します。
「等価交換だ!」
引用:荒川弘『鋼の錬金術師』第1巻(スクウェア・エニックス)
エルリック兄弟が幼少期から信じていた「等価交換」の法則。何かを得るためには、それに見合った対価を支払わなければならないという概念は、物語の根幹をなしています。
「立って歩け、前へ進め。あんたには立派な足がついてるじゃないか。」
荒川弘『鋼の錬金術師』第1巻(スクウェア・エニックス)
エドワード・エルリックがロゼに向けて言ったこの言葉は、多くのファンに感動を与えました。困難な状況でも前を向いて進むことの大切さを象徴する名言です。
「俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれ!等価交換だ!」
荒川弘『鋼の錬金術師』第27巻(スクウェア・エニックス)
エドワード・エルリックがウィンリーに向けていった、プロポーズの言葉ですね!プロポーズも等価交換なんて根っからの錬金術師ですね。
「父親だからだよ 必要とか理屈とかじゃないんだ おまえ達が何より大事なんだ。幸せになってほしいんだ」
荒川弘『鋼の錬金術師』第27巻(スクウェア・エニックス)
ヴァン・ホーエンハイムが息子たちに向けて言った言葉で、父親としての無償の愛を表現しています。「必要とか理屈じゃない、何よりお前たちが大事だ」という思いが込められており、彼の過去の犠牲を超えた、純粋で深い愛情が感じられる名言です。

旧ハガレンとは?登場人物や声優さんの変更など徹底解明!!
『鋼の錬金術師』には、2003年版(旧アニメ)と2009年版(FULLMETAL ALCHEMIST)の2つのアニメシリーズがあり、それぞれに大きな違いがあります。
鋼の錬金術師とFULLMETAL ALCHEMISTの違い
旧ハガレン(2003年版)
- 原作途中でアニメ化:このバージョンは、原作マンガが連載途中の段階でアニメ化されました。そのため、ストーリーは途中からオリジナルの展開に変更され、原作とは異なる結末を迎えます。
- シリアスな雰囲気:2003年版は、戦争や人間ドラマを中心に描かれており、全体的に暗く重い雰囲気が漂っています。エドとアルの兄弟愛が描かれる一方で、社会的なテーマや感情的な葛藤が強調されています。
- オリジナルのストーリー:アニメは原作のストーリーに追いつく前にオリジナル展開に突入したため、結末が大きく異なります。エドとアルの物語の結末やその後の展開は原作と全く別の結末を迎えるため、原作ファンには賛否があります。
FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版)
- 原作に忠実なストーリー:2009年版は原作のマンガが完結した後にアニメ化され、ストーリーはマンガに忠実に描かれています。そのため、原作のキャラクターや物語の流れが崩れることなく、より深く、感動的な展開が見られます。
- 戦闘シーンのダイナミズム:2009年版の戦闘シーンは非常にダイナミックで、技術的に進化したアニメーションが使用されているため、迫力満点です。エドとアルの戦いはもちろん、仲間たちとの共闘も見応えがあります。
- 明るい雰囲気:全体的にシリアスなテーマを扱いつつも、コミカルなシーンやキャラクター同士の温かい関係が描かれ、物語の中にバランスを持たせています。時折見せるユーモラスな要素が、作品全体を和ませています。
どちらを選ぶべきか?
- 原作ファン:原作ファンにとっては、2009年版(FULLMETAL ALCHEMIST)の方がより忠実で、キャラクターの成長やテーマ性が深く掘り下げられています。また、最終回の結末も原作通りであり、ファンにとっては満足度が高いです。
- オリジナル展開を楽しみたい人:2003年版の方は、原作から大きく逸脱したストーリーが描かれるため、予測不可能な展開を楽しみたい人に向いています。物語の結末がどうなるのか気になる方にオススメです。
どちらのアニメも魅力的ですが、原作を忠実に再現したい場合は2009年版、オリジナルの展開を楽しみたい場合は2003年版を選ぶのが良いでしょう。それぞれ異なる魅力を持っているので、両方見比べて楽しむこともできます。
ハガレン登場人物と声優の違い!
『鋼の錬金術師』の登場人物とその声優について、旧アニメ(2003年版)と『FULLMETAL ALCHEMIST』(2009年版)での違いも含めてご紹介します。
1. エドワード・エルリック(Edward Elric)
- 旧ハガレン(2003年版): 朴璐美(ぱく ろみ)
- FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版): 朴璐美(ぱく ろみ)
エドワードは、鋼の錬金術師として知られる主人公。どちらのアニメ版でもその情熱的な性格や、兄アルフォンスへの愛情が見事に表現されています。旧アニメでは朴璐美さんが演じ、少し荒削りで力強い少年感が出ていました。一方、2009年版でも朴璐美さんが演じ、エドの成長とともに、彼の理想と現実の狭間に悩む姿がよりしっかりと表現されています。
2. アルフォンス・エルリック(Alphonse Elric)
- 旧ハガレン(2003年版): 釘宮理恵(くぎみや りえ)
- FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版): 釘宮理恵(くぎみや りえ)
アルフォンスは、エドの弟であり、身体を失って鎧の中に魂を宿しているという特徴を持っています。旧アニメでは釘宮理恵さんが担当し、アルフォンスの無邪気で優しい性格が際立っていました。2009年版では少し大人びた雰囲気と共に、アルフォンスの複雑な感情がより深く描かれています。
3. ウィンリィ・ロックベル(Winry Rockbell)
- 旧ハガレン(2003年版): 豊口めぐみ(とよぐち めぐみ)
- FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版): 高本めぐみ(たかもと めぐみ)
ウィンリィはエドとアルの幼馴染であり、機械鎧技師です。2003年版では豊口めぐみさんが担当し、少しおっとりした雰囲気の彼女が描かれていましたが、2009年版では高本めぐみさんの声で、ウィンリィの強い意志と決意がより際立っています。
4. ロイ・マスタング(Roy Mustang)
- 旧ハガレン(2003年版): 大川透(おおかわ とおる)
- FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版): 三木眞一郎(みき しんいちろう)
ロイ・マスタングはエドの上司であり、火炎の錬金術を操る軍人。旧アニメでは大川透さんが演じ、カリスマ性とともに彼の不器用さが表現されていました。2009年版では三木眞一郎さんが担当し、より冷静で計算高い面が強調され、ロイの真摯な姿勢が描かれています。
5. リザ・ホークアイ(Riza Hawkeye)
- 旧ハガレン(2003年版): 根谷美智子(ねや みちこ)
- FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版): 折笠富美子(おりかさ ふみこ)
ホークアイ中尉は、ロイ・マスタング大佐の部下であり、彼の信頼を受ける優れた射撃の使い手です。旧アニメでは根谷美智子さんが演じ、冷徹でありながらもロイへの忠誠心と優しさを兼ね備えたキャラクターが魅力的に描かれました。2009年版では折笠富美子さんが演じ、ホークアイの落ち着きと頼もしさに加えて、ロイとの関係性がより深く描かれています。リーダーシップを発揮し、冷静かつ思慮深い姿勢が光ります。
6. マース・ヒューズ(Maes Hughes)
- 旧ハガレン(2003年版): 藤原啓治(ふじわら けいじ)
- FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版): 藤原啓治(ふじわら けいじ)
マース・ヒューズは、ロイ・マスタング大佐の親友であり、家族思いの熱血軍人です。どちらのアニメ共にでは藤原啓治さんが演じ、ヒューズの人懐っこく、ちょっとお調子者なキャラクターがしっかりと表現されていました。彼の家族を大切にする一面と、そのユーモラスな性格が、物語における大切な感情的なサポートを提供していました。ヒューズの死後も、物語の中で彼の存在が深く影響を与える重要なキャラクターとして描かれています。
7. エンヴィー(Envy)
- 旧ハガレン(2003年版): 山口眞弓(やまぐち まゆみ)
- FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版): 高山みなみ(たかやま みなみ)
エンヴィーは、七人の大罪の一つである「嫉妬」を司るキャラクター。旧アニメでは山口眞弓さんが演じ、エンヴィーの陰湿さと狡猾さを巧みに表現していました。2009年版では高山みなみさんが演じ、エンヴィーの冷徹で自信に満ちた性格が強調されています。
8. キング・ブラッドレイ(King Bradley)
- 旧ハガレン(2003年版): 有本欽隆(ありもと きんたく)
- FULLMETAL ALCHEMIST(2009年版): 柴田秀勝(しばた ひでかつ)
キング・ブラッドレイは、国家錬金術師制度の元凶であり、国家を支配する中央軍の大総統であり、物語の中で非常に重要な役割を果たします。彼の正体は「謎の男」として初めて登場し、その後、物語の中で少しずつ明らかになりますが、実は「大総統」ではなく、物語後半でその真実がわかります。
まとめ
『鋼の錬金術師』は、奥深いストーリーと緻密な世界観が魅力の作品です。シリアスな展開が続く中にも、ユーモアあふれるシーンが散りばめられており、そのギャップがファンを引きつけています。また、アニメ版には2003年版と2009年版の2つがあり、それぞれ異なるストーリーを楽しめます。
この記事で紹介した有名なセリフや登場人物の魅力を改めて知ることで、改めて『鋼の錬金術師』の面白さを実感できるでしょう。これを機に、もう一度アニメや原作を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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